賞状制作の裏側|清書前に欠かせないレイアウト作業とは | 筆耕グループ

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賞状制作の裏側|清書前に欠かせないレイアウト作業とは

賞状を書くときは、いきなり本番用紙に筆で書き始めるわけではありません。

まずは、文字の大きさや配置を決める「レイアウト作業」を行います。

物を作るとき、まず設計図を描くのと同じように、賞状制作でもこのレイアウト作業がとても大切です。

文字の位置や余白、改行の場所をあらかじめ整えておくことで、全体のバランスが取れた美しい賞状に仕上がります。

また、お客様にも清書前に仕上がりのイメージをご確認いただけるため、安心してお任せいただけます。

今回は、普段どのように賞状のレイアウト作業を行っているのかをご紹介します。

1. 主文の改行位置を決める

賞状のレイアウト0

まずは、主文の改行位置を決めます。

主文とは、賞状の中心となる本文の部分です。

お客様からお預かりした原稿をもとに、本文を何行に分けるか、一行に何文字くらい入れるかを考えます。

もっとも一般的なA3サイズの縦書き賞状の場合、一行あたり14字前後にすると、まとまりよく見えることが多いです。

ただし、主文の文字数が多く行数が増える場合は、一行あたりの幅が狭くなるため、一行に入れる文字数を少し多めにすることもあります。

また、単語の途中で改行しないようにすることや、言葉の区切りのよいところで改行することも大切です。

見た目の美しさだけでなく、読みやすさにも気を配りながら改行位置を決めていきます。

2. 天と地、中心を決める

賞状のレイアウト1

次に、鳳凰枠の一回り内側に、天と地、中心を決めます。

天地の位置が枠に近すぎると、全体が窮屈に見えてしまいます。

賞状用紙にはいくつかのメーカーがあり、鳳凰枠のデザインもそれぞれ異なります。

そのため、用紙ごとの枠のデザインに合わせて、ちょうどよい余白を取ることが大切です。

3. それぞれのパーツを配置する

賞状のレイアウト2

次に、表題・受者名・主文・日付・贈者名を配置していきます。

文字の大きさは、基本的に

表題 > 受者名 > 贈者名 ≧ 主文 > 日付

となるように調整します。

4. 書き出し位置を決める

賞状のレイアウト3

各パーツの配置が決まったら、書き出し位置を決めます。

主文は、先ほど決めた天地の位置に合わせて書きます。

それ以外のパーツも、それぞれ美しく見せるためのルールがあるので、それに従って書き出し位置を決めます。

5. 文字を割りつける

賞状のレイアウト4

最後に、決めた線に合わせて鉛筆で文字を割りつけます。

ここまでできたら、お客様にレイアウトをご確認いただきます。

修正がある場合は、この段階で調整します。

レイアウトにOKをいただいたら、いよいよ本番用紙に清書します。

清書は、作成したレイアウト用紙をトレースして書いていくため、本番用紙を汚すことなく、きれいな状態で仕上げることができます。

サンプル賞状_永年勤続

まとめ

賞状制作では、筆で書く技術だけでなく、清書前のレイアウト作業もとても大切です。

一つひとつをしっかりと整えてから清書することで、見た目にも美しく、格式のある賞状に仕上がります。

筆耕グループでは、清書前にレイアウトイメージをご確認いただけます。

「どのような仕上がりになるのかな…」と気になるお客様も、安心してお任せいただけます。

どうぞお気軽にご相談ください。

この記事の著者

上田 健太

「筆耕グループ」代表。筆耕士として、賞状、感謝状、表彰状の制作、宛名書きや卒業証書の名入れなど、幅広く手がける。実用書道の専門家として、美しく整った文字、受け取った人の心に残る文字を日々探究中。静岡県浜松市内で書道教室も運営中。保有資格:準一級賞状技法士、硬筆書写技能検定一級(文部科学大臣賞)、毛筆書写技能検定一級(日本書写技能検定協会理事長賞)

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